レベルは低いも、見事な連覇。
ジャパンカップの回顧です。

タイム:2:26.1
ラップ:37.0-38.2-36.8-34.1

当日の4R2歳新馬戦では平均より0.4秒早いタイムが記録されました。
その他のレースを並べてみると、7Rベゴニア賞では平均より0.6秒遅く、9Rアプローズ賞では平均より0.2秒早く、10RウェルカムSでは平均より0.6秒早いというようになります。
高速度合いは例年よりかなり低いものの、平均的なレースになれば2分24秒を楽々切ることができたでしょう。
しかし、レース前多くの人が予想したように、平均的な流れにはなりませんでした。

どの馬も行かずに、エイシンフラッシュがハナ。
前走のハイペース追走経験からか、行き脚が付いてしまっていましたね。
1コーナーの進入時、デムーロ騎手が「行く馬はいないのか?」という感じで右を見ましたが、逃げる形を回避する術はもうありませんでした。
ジェンティルドンナはここでかなり抑えて行きました。
乗り代わるからには、差し競馬を指示されていたのでしょうね。

向こう正面では12秒後半が続くスロー。
ゴールドシップ本命の私としては、「緩んだ地点で押し上げろ!」と念じながら見ていましたが、ここで内田騎手は動きませんでした。
レースは残り5Fを過ぎて、ヒットザターゲットの進出によってペースアップしていきました。
流石にここではゴールドシップも進出を開始したかに見えましたが、コーナーで外に出した分ロスをして、前を射程に入れることが不可能な位置のまま直線へ入ってしまいました。
デニムアンドルビーはゴールドシップの動きに合わせつつ馬群に入れていきました。
進出できるスペースが有った有利はありますが、浜中騎手のコース取りも見事なものでした。

直線へ入り、エイシンフラッシュは仕掛けを遅らせるため馬群に吸収。
ジェンティルドンナは残り400mで先頭に立ったまま押し切りを決めました。
2・5着にスムーズに外から進出したデニムアンドルビー、ドゥーナデン。
3着に持続力を活かしてのトーセンジョーダン。
4着にインで溜めたアドマイヤラクティが入りました。

タイムだけを単純に評価すれば低レベルな一戦で、恵まれた馬も多いでしょう。
しかしジェンティルドンナは少し折り合いを欠き、王道的な競馬を強いられての勝利。
女王と呼ぶに相応しい競馬だったと思います。