・各馬評とメモ

ジェンティルドンナ
持続力、底力も有りますが、同馬の一番の強みは直線におけるキレ。
天皇賞(秋)ではコースロスこそ無かったものの、直線で前が空かず、こじあける形になりました。スムーズならもう少し楽に2着を確保していたことでしょう。
今回も前走と同様に、内枠から好位のインを追走出来そうで、叩き2走目のアドバンテージもあります。
衰えの可能性も気になりますが、適性や能力で補えると考えます。

直線で目一杯脚を使う流れがベスト。
雨は避けたい。


ジャスタウェイ
ドバイDFで見せたように、圧倒的な底力、持続力、失速耐性を持ち合わせる同馬。
凱旋門賞はスローで後手を踏み、ゴール前の1Fで失速耐性を活かしてジリジリと伸びるも8着。後ろにいた時点でチャンスは無かったので、仕方ありません。
一応、エプソムCや毎日王冠でスローペースの好走歴が有りますが、どちらもワンターンコースかつ適距離の1800mでのもの。
本格化した今なら適性外の2400mでもこなせるかもしれませんが、スローペースで後手を踏んでいては、凱旋門賞のように見せ場無くレースが終わる可能性も有ります。

ポイントは、いかに脚を余さないか。
そのためには積極的な位置取りやタイトなペースを望みたいところ。
他馬がバテてくれないと強みが生きない。


ハープスター
凱旋門賞では勝ち負け度外視の最後方待機からキレキレの末脚を披露し、良くも悪くも目立ちました。
桜花賞では大きな距離ロスを末脚の持続力でカバーし、札幌記念では素晴らしい追走力を見せました。
オークスでは中盤の緩みや内外の差が響き敗れました。
前に付けたいという陣営コメントを何度か見ましたが、この大舞台で戦法を変えるのは楽では無いと思います。
馬群の中で周りのペースダウンに付き合うようなシーンが有ればパフォーマンスを下げそうですが、スムーズな先行策から直線でジリジリ脚を使っていけば札幌記念で見せた新境地が活かせそうです。
適距離は1600m-2000mなので過剰人気とは思いますが、上手く運べば新たな強みを見せてくれそうです。

緩急の小さい追走が良い。
エンジンのかかりは遅いので、内枠から先行するとなると馬群に突っ込みそうで怖い。


イスラボニータ
天皇賞(秋)では2角で距離ロスがあり、直線では早め先頭に立ちソラを使うという、伸びしろの期待出来る競馬でした。
ただ、その伸びしろも、おそらく前走がピークであろうデキの下降によって相殺されると考えます。
好走のためには、今までに見せてきたスピード、キレを2400mに適応させる必要があります。

緩急が大きい流れや仕掛けの極端に遅いレース(例;エイシンフラッシュのダービー)で中距離的なキレを活かすか、前付けしてイーブンペースで追走(例;ウオッカのジャパンカップ)して中距離的なスピードを活かすかすれば好走の目はありそう。
例年の流れなら厳しいが。
ロングスパート気味のペースを蛯名騎手が上手いことやり過ごして、仕掛けを遅らせて着を拾うのはありそう。


エピファネイア
追走力、キレに良さがある同馬。
天皇賞(秋)はかかり通しで、スムーズに運べていれば前進が有ったはずです。
末脚の持続力が無いのは産経大阪杯、クイーンエリザベスCから看取出来るので、先行して追走力を活かすべきでしょう。

かからない流れ。
緩み無く、前に引っ張ってもらえると競馬しやすい。


デニムアンドルビー
昨年はイレギュラーな4Fスパート戦で、斤量差と持続力を活かして2着。
牝馬としては長めの距離が得意で持続力もあり、昨年よりは成長がうかがえます。

どこかで大きく緩んで、追走力より持続力が問われる流れを望みたい。


ワンアンドオンリー

神戸新聞杯
内外フラット。ハイペースのロングスパート戦。
ワンアンドオンリー4角4頭分外。

例年よりかなり厳しいペースの中、早め先頭で差し返したのは恐ろしいほどの強さ。
自力勝負でも戦える可能性を少し示した。

菊花賞
少し内有利。底力戦。
ワンアンドオンリー2・3頭分外。4角4頭分外。

かかりながら距離ロスがジワジワ増えていく苦しい展開。
指数勝負(=時計勝負)になると末脚が鈍るのかも。

追走力に難が有るのか、タイムトライアル的な流れは苦手なようです。
皐月賞、神戸新聞杯はタイトなペースでしたが、どちらも後方でやり過ごしていました。
菊花賞はモロに厳しいペースを受け大敗。
思えば、若駒の時から適性はほぼ変わっていません(タイトなペースの東スポ杯2歳Sで6着。スローのラジオNIKKEI杯で勝利)。
ダービーでも緩急の小さいスローをスムーズに先行したため、追走力はほとんど問われませんでした。
ペースに合わせられれば、前進はあると考えます。

ハイペース、追走力が問われるなら後方待機。
スローなら中団辺り。


スピルバーグ
持続力、失速耐性によって中距離で成績を安定させてきた同馬。
天皇賞(秋)は適性ペースで時計も早くならなかったので、同馬の強みが引き出された最高の競馬だったと思います。
スピードが無いので、緩急の小さい流れならここでもそれなりの走りは見せると考えます。

緩急小さめで、キレ、スピードが問われない流れ。


フェノーメノ
スローからのジワジワとしたロングスパートに強い同馬。
一気に加速出来ない(=キレが無い)ことは天皇賞(秋)と日経賞から分かるので、いかにジワジワとスパートしていくかがポイント。

スピードか無いのに、外枠から無理に先行したら致命的なスタミナロスに繋がるかも。
だからといって後手を踏めば、直線で挽回出来る末脚が無いのも明らか。
緩急の小さいスローから、ジワジワとペースが上がれば。
ヒットザターゲット
京都大賞典ではトーセンラー以上のパフォーマンスをみせました。
宝塚記念、天皇賞(秋)ではコースロスを抑えて上位に食い込みました。
メンバー強化の今回は、同様にコースロスを小さく立ち回っても掲示板に乗れるかどうかでしょうが、内外の有利が大きくなる展開なら更なる前進があるでしょう。

例えば、スローの早仕掛けで外の馬が脚を使い過ぎる展開とか。