・各馬評
人気になりそうな順に。

イスラボニータ
「直線の長いコースしか走っていない&大飛び」という要素からは、中山適性に対して疑問が残ります。
ハイレベル戦だった東スポ杯の勝利は最内を立ち回ったもので、人気以上の評価は出来ません。
ただ、高い先行力(反応の良さ)を持っていますから、器用に内を立ち回る競馬が可能です。
目標はダービーでしょうが、ここでも妙味無い押さえには必要です。

トゥザワールド
前向きな気性からか、自力勝負に持っていって勝利した弥生賞はハイパフォーマンス。
ロングスパート戦であれだけ外を回って捩じ伏せたというのは、底力・持続力の高さを証明しています。
また、黄菊賞ではインコースの恵まれを受けたとはいえ、スピード持続力・追走力も示しました。 
前走のワンアンドオンリーのような「自力勝負に乗らない馬」が漁夫の利的に同馬に先着するシーンは有りそうですが、証明した能力はメンバー間ワンバーワンだと考えているので、押さえ以上には置きたいです。
距離ロスが大きくなりそうなので、当日の馬場傾向に添えるかがカギになりそうです。

ワンアンドオンリー
東スポ杯では距離ロスが大きい中での6着。現在、イスラボニータとの差はその時よりも詰まっているはずです。
ラジオNIKKEI杯の勝利はインコースからスムーズに外に出したもので指数も低いのですが、上がりの早いレースでしたので、キッチリ勝ったことを評価すべきでしょうか。
弥生賞は上がりのかかる展開が向いたとも言えますが、同馬も動き出しはいつもより早めで、しっかりロングスパートしていたと見るべきでしょう。
今回は最内枠なので、外有利なバイアスが発生してもそれに乗じるのは難しく、展開問わず横山騎手のノリマジックが発動しなければ、トゥザワールドと互角の走りを難しいかもしれません。
スローでも、レースの動き出しが早くなれば同馬のゾーンになると思っていますので、ペース・馬場次第では押さえ以上まで。

トーセンスターダム
京都2歳Sでは内有利な馬場の中で外を回っての勝利。負かした相手は弱くとも、かなりの能力を示しました。
きさらぎ賞では成長した分、指数をキッチリ上げての勝利。スムーズなレースが出来なかったバンドワゴンを負かしただけとも言えますが、ダービーを意識した後方の外に位置しての差し切りは、評価が必要でしょう。
ダービーを見据えたローテーションや、後手に回るであろう脚質はネガティヴな要素ではあります。
他馬の動き出しが早くなったり、ギクシャクしたペースになった場合にて、漁夫の利的な追い込みを決めそうですが、あくまで3着くらいまででしょうか。妙味無い押さえ。

ロサギガンティア
近3走が中弛み戦。
スプリングSでは、出遅れをリカバーしつつ最内で立ち回り、4角ではスムーズかつ他馬を外に振りながら勝利しました。
前走の完璧な競馬を再現できるとは思えず、皐月賞ではパフォーマンスを落とす可能性大です。

アジアエクスプレス
スプリングSでは決して無理な競馬をしていないのに後手を踏み、なんとか2着を確保しました。
当日の馬場がかかればかかるほど(=スピード・キレ(急加速力)の要求が低いほど)パフォーマンスを上げてきそうな風情があります。
頭数の増える皐月賞では、後手を踏んだ時のマイナスが大きなものになりそうです。
前走から上積みが見込める点と、当日の馬場がかかりそうな点(=外有利のバイアスが発生しそうな点)はプラスなので、押さえには。

クラリティシチー
スプリングS・ホープフルSは共に強引な捲りで3着。セントポーリア賞では仕掛けが遅れ2着。
好騎乗に恵まれない中でも、上がりは安定しています。
また、強引な競馬で培った「コーナーでの加速」「狭い所に入る」能力は間違いなく活きてきます。
持続力の高さはトップクラスで、人気があまり無く内枠のここは本線に置きたいところ。

ベルキャニオン
馬群を割ったホープフルS、イスラボニータの2着の共同通信杯など好走有り。
ただ、どちらもコースロスが小さく、パフォーマンスも他馬に見劣りします(クラリティシチー・イスラボニータより下ということ)。
スプリングSは流れに乗れなかったという敗因はありますが、それにしても上がりの脚が平凡で、軽視妥当。
アドマイヤデウス
スローからの持続力勝負だったあすなろ賞で勝利。若葉Sはステップレース見解で書いたように、恵まれが大きい中での勝利。
小回り向きの末脚を持っていますが、前走・前々走共にレースレベルは疑問で、適性面で上昇してもまだ厳しいでしょう。

ウインフルブルーム
若葉Sは中弛みの不利&休み明けで2着。敗因はあります。
千両賞でスローからのスパートで逃げ切り、朝日杯では中盤の早い流れで外を回され3着。
シンザン記念ではスロー気味の展開で持続力を活かし、ミッキーアイルを追い詰めました。
幅広い資質を示し、スローのマイルをこなしている点から2000mも対応可能と考えられます。
前走は敗因が有るとはいえ、レースレベルが低い点が気がかりです。
ゲートでの待ち時間が少ない大外枠は決してマイナス要素とはいえず、「単騎逃げ」「内有利な馬場」等が揃えば逃げ切ってしまうでしょう。

アデイインザライフ
2戦目にして3着まで追い込んだ京成杯は驚きました。
3戦目の弥生賞でもパフォーマンスを上げ3着。成長スピードは類まれなものを持つようです。
しかし、弥生賞はロスの小さい競馬でトゥザワールド・ワンアンドオンリーに迫れなかった点を考えると、この2頭に先着するロジックはありません。
よって、更にメンバーが強化される今回は軽視妥当です。

キングズオブザサン
弥生賞では直線で進路が狭くなる不利がありました。致命的なものではありませんでしたから、不利が無くとも着順は変わらなかったでしょう。
能力を見積もってもアデイインザライフと互角程度なので、こちらも軽視で良いでしょう。

タガノグランパ
2000mは長いので、皐月賞ではかなりのハイペースを期待したいところですが、今年はスロー濃厚なメンバー構成。
人気は有りませんが、大きな恵まれが無ければ圏内は厳しいのでは。